感情とはなんなのか。脳は涙に理由をつける。

面白いから笑う。

悲しいから泣く。

不愉快だから怒る。

これらは今まで当然のこととされてきたが、実は逆かもしれない。

笑ってるってことは面白い。

涙がでるってことは悲しい。

怒ってるってことは不愉快。

 

少しわかりにくいだろうか。

では少し説明しよう。

右脳と左脳の役割

右脳左脳というのは、誰しも一度は聞いたことがあるのではないだろうか。

そしてそれぞれの役割も。

右脳は創造性で、左脳は論理性。

みたいな感じで。

これはあながち間違っていないようだ。

もう少し正確に言い表すなら、

「右脳が無意識、左脳が意識」

だ。

そして、右脳は僕たちの左半身につながっており、

左脳は右半身につながっている。

(逆だから少しわかりにくいね)

「って事は、(右目を閉じて)左目だけで物をみても、無意識でしか感じられないってこと?」

「そもそも無意識ってなに?」

と様々な疑問が浮かんでくる。

で、今回の記事では、一つ目の疑問について考える。

(無意識の正体については別記事で今度書くよ)

結論から言うと、無意識でしか感じられないわけではない。

実際、僕たちは左目で見ようが右目で見ようが同じように認識できる。

それは、「脳梁」があるから。

脳梁って言うのは、右脳と左脳を繋いでくれているものだ。

これがあることによって、左右どちらから情報を受け取っても、僕たちの脳は適切にそれを処理できる。

「じゃあ、脳梁がなかったら?」

分離脳

実際に、てんかんなどの治療のために、この「脳梁」を切断するケースが存在するようだ。

脳梁を切断されたものは「分離脳」患者と呼ばれる。

分離脳患者は、右脳と左脳で情報を共有できない。

つまり

「左目で見たものを、右脳でしか処理することができない。」

これはとても興味深い。

右脳は文字を意識できない。

実際に分離脳患者を対象に様々な実験が行われている。

左目(右脳であり、無意識)だけに文章を見せたとき、患者はそれを読み上げることが出来るのか。

結論、出来なかった。

それもそのはず、普段文字を認識し、声に出したりペンで書いたりするときに活動するのは、左脳だからだ。

だがここからが面白いのだ。

右脳は文字を左脳のように意識して読むことは出来なかったが、

「どうやら認識(理解)はしているらしい。」

無意識に操られる意識

先ほどの実験では、右脳単体では文字を読むことが出来なかったと言ったが、

実は少し違う。

右脳は読めなかったのではない。

右脳が読んでいることを、

「私たちが認識できていない」

のだ。

実際に、右脳(左目)だけに文字を見せたとき、

患者は声に出して読むことは出来なかった。

だが、

「笑え」

という文字を表示したとき、

患者は笑ったのだ。

文字を意識的には読むことが出来ていないのに。

「なぜ笑ったの?」

と、患者に聞くと、

「先生の顔が面白かったから。」

と答えた。

でも実際は違う。

右脳が「笑え」と言う文字を認識したから笑ったのだ。

でも右脳の無意識を患者は意識出来ない。

だからなぜ笑ったのかが意識的にはわからない。

だから左脳がその行動に意味づけをした。

何もないのに急に笑うのはおかしいからだ。

もしかしたら、いや、もしかしなくとも

僕たちの普段の感情は、

全て後付けなのかもしれない。

苦しいときに笑え!

先の理論が事実ならば、

楽しくなくてもとりあえず笑顔を作っておけば、

なんだか楽しくなってくるかもしれない。

絶体絶命のピンチで笑顔になる主人公は、

自分をコントロールする術を持っているのかもしれない。

さいごに

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残酷な世界で生き延びるたった一つの方法 著:橘玲

今回の記事はこの本の一部を参考に、自分なりの解釈も一部付け加えて作成しました。

僕の理解が間違っている可能性もありますので、是非手に取って読んでみてください。

ではまた。

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