誰でも、何かに挑戦したことがあるはずだ。
資格勉強、ダイエット、読書に運動。
だが、これらはほとんどの人にはなかなか続かないものだ。
実際僕も、なかなか運動習慣がつかなくて悩んだ時期がある。
何かを成し遂げるためには、継続するしかない。
一日、二日で大きく痩せることなど出来ないのだ。
だが、継続することは本当に難しい。
そしてやり遂げられずに終わると、
「自分には意志力がない。」
「自分は飽き性だ。」
と、自己否定に陥る。
だが、少し待って欲しい。
何故続けられないのか。
どうしたら継続できるのか。
について、諦める前に、詳しく考えてみよう。
そうすれば、挫折ばかりの自分を変えられるかもしれない。
継続は大きな成功をもたらす。
三日坊主で終わらない、やり遂げるための戦略について、
「残酷すぎる成功法則 著:エリック・バーカー」
を参考に、僕の見解や本の感想を述べていく。
※今回僕が紹介しているのは、あくまでもほんの一部でしかない。実際に本を手に取ったほうが何倍も有益だとは思うが、そのきっかけくらいになればと思う。
※あくまでも、本を読んで理解した、僕の解釈での内容であることをご留意いただきたい。間違った情報を伝えようとはみじんも思っていないが、このブログだけを参考にせず、実際に本を手に取ってほしい。
困難を乗り越えるためのマインドセット。
大変な作業中に、あなたは何を思うだろうか。
「つらい。苦しい。もう終わりにしたい。」
という、ネガティブな事?
それとも、
「自分ならやれる。大丈夫だ。」
という、ポジティブな事?
これは、悲観主義と楽観主義という二つに分かれるが、
困難を乗り越えるためには、
楽観主義が必要だ。
本書では、軍隊の過酷な訓練や、野球チームを例に、
これについて説明している。
一つ言えることは、屈強な肉体を持つものよりも、楽天主義な人間の方が訓練に耐えきれると言う事だ。
意義を見出す。
自分がこれをやる意味は何だろう。
自分が今、生きている意味は何だろう。
ここに意味を見出すためのストーリー。
例えば、漫画家ならば、
「自分の作品を楽しみに待ってくれている読者がいる。」
「自分の作品で、業界をもっと盛り上げる。」
のような、
「自分以外の大きな何かのために行動する」
というストーリーを持つことが大事なのだ。
そしてそれは、必ず真実でなくても良い。
デビューしていなければ、そもそも読者は存在しない。
それでも、近い将来、そんな状態になる、と考えるだけで良いのだ。
本書では、アウシュビッツで生き残った精神科医を例にわかりやすく解説されている。
ゲーム形式に落とし込む。
ここまでは自分の意識、気の持ちようの話をしてきたが、
ここからはより実践的な方法だ。
「ゲーム形式に落とし込む。」
誰もが一度はやったことがあるのではないか。
(もしくは聞いたことくらいあるのでは。)
10分間サウナでの暑さに耐えよう!
とか、
5分以内にメールチェックを終わらせよう!
とか。
これのことだ。
「そんなことで効果あるの?」
と思うかもしれないが、
それは実際にやってみればわかるだろう。
というか、おそらくやったことがあるだろうし、効果も知っているはずだ。
朝、時間が無いときに、○分以内に○○を終わらせる!
と決めて動いたとき、日常のタスクを、ものすごいスピードで終わらせることが出来たはずだ。
これを面倒な作業にも当てはめる。
この部分を、○分で終わらせる、
と決めて動けばそれだけで、普段退屈な仕事が急に面白くなってくる。
別に、時間制限じゃなくてもいい。
ゲーム化する方法は他にもたくさんある。
とにかく、退屈を無くす。
本書では、作家のデヴィッド・フォスター・ウォレスの言葉が紹介されている。
「もしも退屈というものに抵抗力ができれば、成し遂げられないものは文字通り何もない。」
面白いゲームにするためのコツ。
ゲームに落とし込んでも、それが面白いゲームでなかったら意味が無い。
では、面白いゲームとは何なのか。
本書では、
「WNGF」
と紹介されている。
これは、
「勝てることwinnable」「斬新であることNovel」「目標Goals」「フィードバックFeedback」
の頭文字である。
一つ一つの詳しい説明については「残酷すぎる成功法則」を各自で読んでもらいたい。
おまけ:機会費用
僕たちは、将来的に自分を幸せにすることよりも、今すぐに楽できる事を選びがちらしい。
(調査で出てるし、実際僕も思い当たる節がヤマほどある。)
だが、目の前の「楽」は、本当に自分が求めている「楽しさ」ではない。
友達とのお出かけの予定が急に面倒くさくなってしまうことはよくあるが、
一度勇気を持って友達に会ってみよう。
絶対にそっちの方が楽しい。
(家でだらだらYoutubeを観てるより。)
また、作業に関して、どうしても取りかかれずにだらだらしてしまうときは、
機会費用について考えてみよう。
詳しくはこちらの記事で書いているが、
「楽しい」ではなく「楽」を選んでしまう僕たち。「残酷すぎる成功法則 エリック・バーカー」 – ニコシタブログ
要は
「一つの時間で僕たちは一つの事しかできない。じゃあ何をやる?」
ということだ。
感想
面倒くさいことをゲームに見立てるというのはとても有名な話だが、いざやってみるととても効果があることがわかる。
皆さんも今日、何かをゲームに見立ててみませんか。
僕は今から大学に行かなければならず、その前にシャワーを浴びなければいけないのですが、
いつもだったら10分くらいだらだらしてしまいます。
でも、これから30分後までに外出準備が完了していないとゲームに失敗してしまうので、
大急ぎで浴びてきます。
参考にした本
「残酷すぎる成功法則」には他にも様々な興味深いことが書かれている。
僕のブログだけで終わらず、是非本を手に取ってみて欲しい。
この本が対象になっているかはわからないが(時期によって変わるため)、月額制でたくさんの本を読むことが出来る、
Amazon Kindle Unlimitedもオススメ!
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